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お知らせ・事務所通信

返済をきちんとしていくための秘訣(通信No.10)

常盤事務所通信 No. 10

事業計画書の書き方、総まとめ。 

①決算書をほんとうの意味で読める人が書くこと。
②会社の内容を数字とリンクさせて説明すること。
③返済できることを信じてもらえるように書くこと。
④(相手は「返済できないかもしれない、と常に疑っている」と思うこと)

④について、基本的には、金融機関は味方だと考えて下さい。
しかし、このように考えておくと、説明に甘さがなくなります。「この数字の根拠は?」ということを、シビアに考えざるを得なくなります。けっこう大事なポイントです。

そして、上記の4つを意識して事業計画書を書こうとすると、かなり大変だと思います。なぜなら、
数字で見ていくと、自分ですら、返済できるかわからないことが多いからです。

しかし、あきらめてはいけません。何とかして、返済できる方法を考えます。
返済原資をつくるための手法で、金融機関が一番認めてくれるもの。
それは、役員報酬のカットです。次に、経費のカット、そして売上の増加という順番になります。

ただし、経費のカットは慎重に。(株)武蔵野の小山社長が、ご著書の中で、こう書かれていました。「100万円の赤字をなくす方法は、100万円の経費をカットすることではなく、さらに100万円の経費を使って200万円の売上を上げることだ」。その通りだと思います。

また、ここで安直に、「絶対に返済するので貸してください」とお願いする方向に走る。
もしくは、身内などの比較的借りやすい相手に頼む。これも絶対にやってはいけません。

なぜなら、自社が変わることなしに、儲かるようになることはもうあり得ないからです。
追加資金が必要になるほど苦しくなっている。であれば、まずは経営を考え直すべきです。
経営を立て直すためにはこうする。そのために資金をお借りしたい。これが正しい順番でしょう。

社長と経理だけでは難しいなら、顧問税理士などに協力を依頼してもよいでしょう。
何とかしなければ、と真剣に考えている。だけど、うちの税理士はあてにならない。 
そのような方は、ぜひ一度ご相談ください。きっと当事務所がお役に立てます。

 

常盤のひとりごと 

今度は10月に、朝倉商工会議所と組んでセミナーを行います。
題名は、「経営革新塾~実行可能な、儲かる経営計画書を持って帰るセミナー」です。
3時間のセミナーが、8回もあって、全部出席しても5千円という、商工会議所ならではの採算度外視価格。
私と親交のある、野元泰秀氏(ネットで検索してみてください)にも2回ほど来てもらいます。

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